《支部だより》写真プリントの勉強会を開催(柏支部)

02 津田先生も真剣

各種の写真展を拝見しますと、作品は被写体選びとカメラワークの技術がもちろん重要なのですが、プリント仕上げ技術にとても大きな差があることに愕然とさせられます。
そこで柏支部では、いいプリントの仕方についての勉強会を先日開催しました。
講師は、日本写真作家協会会長の津田一郎先生のご紹介で、(株)イーストウエストの森 裕彦取締役にお願いして、議題は「プロラボから見たいい写真の作り方」でした。
講義の内容は、ベテランでない方にはかなり難しい点が多かったと思いますが“目からウロコ”の沢山の知識をいただけたと思います。
その主な内容は次の通りです
(1) プリント用紙には様々な沢山の種類があり、作品の仕上がりのイメージに合わせ選択すべきで、超光沢(クリスタル用紙)がいいとは限らない。(私はこればかり使ってきましたが)
(2) 写真の色を確認するには“人の肌色”が最も参考になる。
(3) 展覧会に掲載する作品は、バックシートの裏打ちを必ずしたほうがいい。
バックシートにも沢山の種類がある。
(4) 「補色」の原理を研究して理解してほしい。
(5) 明るさを調整して、ドラマチックな仕上げには、コントラストや透明感を出す等の工夫が必要。また、プロラボに依頼する場合には「おまかせ」ではなく、作者の作画意図や仕上げの希望を伝えれば聞いてくれる。等でした。
柏支部 支部長 梅津邦太郎

01 講師の森 裕彦 取締役

 講師の森 裕彦 取締役

02 津田先生も真剣

 津田先生も真剣

03 真剣な柏支部の皆さん

 真剣な柏支部の皆さん