【入賞者発表】第46回千葉県民写真展 講評

第46回千葉県民写真展 講評

「良い写真」とは何でしょうか。自分が発見、感動したものを余すところなく捉え、被写体の魅力を再現するためにもちろん技術はないがしろにすることはできません。けれど、写真はそれだけが重要ではありません。見る人に伝えようとする撮影者の気持ちも写真の中に確実に入ってきます。写真から、撮影者の性格や人間性さえ推測することができる場合もあります。

 千葉県は風光明媚な場所で、都市部から自然に恵まれた山海の自然までの距離が近く、バラエティに富んだ土地柄ゆえに被写体の宝庫であります。これは写真を趣味にする人にとって、日本屈指の魅力的な土地と言って良いでしょう。だからこそ、そのまま被写体の魅力だけに頼ることなく、被写体に対する自分の思いを伝えるためにどうしたらよいかと考えることも必要になります。

 今回はそうした「被写体への思い」を強く伝える作品が上位に並びました。技術的な巧さを前面に出し、それを評価するのではなく、技術が伝える力のサポートとなる作品を「良い写真」と評価しました。これ、とても重要なことだと考えています。

(選者:赤城耕一)

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□ 自由の部入賞作品28点
「自由の部」入賞者一覧表 
□ 課題の部入賞作品28点
「課題の部(動物)」入賞者一覧表 
□ ネーチャーの部入賞作品28点
「ネーチャーの部」入賞者一覧表 
□ 花の部入賞作品28点
「花の部」入賞者一覧表 
□ 中高生の部入賞作品27点
「中高生の部」入賞者一覧表 
□ スマホ賞入賞作品14点
「スマホ賞」入賞者一覧表