朝日新聞社賞 「使者」 佐野 碧
高校 朝日新聞社賞
講評:写真家 熊切大輔氏
今回唯一のモノクローム受賞作品は高校生から生まれました。空に続く歩道橋、その中心を歩く女子高生の傘はひっくり返っています。なんとも意味深なコマーシャルフォトのような表現になっています。シンメトリックな構図が美しく歩道橋のデザインを上手く構図に取り入れています。硬質な仕上げも歩道橋のデザインをよりシャープに表現できています。
全日写連賞 「燃ゆ」 田中 映三
高校 全日本写真連盟賞
人形供養のワンシーンでしょうか。一対の雛人形が焼かれ今にも燃え尽きそうになっています。それを逆光でフォジェニックにに写し出しています。メインの被写体はシルエットですが炎と立ち上る煙に色がありそのコントラストが何とも印象的な表現となっています。光芒を活かす縦の構図もバランスが良いように感じました。
期 間: 2024年2月27日(火)~3月3日(日)9時~16時30分
会 場: 千葉県立美術館