最優秀賞 「朝の大行進」 松村 哲夫
ネイチャー 最優秀賞
講評:写真家 熊切大輔氏
子供のカマキリの行進。どんな動物でも子供は可愛くフォトジェニックなものです。それだけでも画になっていますが、ここで良いのが光線の使い方です。まだ透明感の残る子供のカマキリのからを美しく光が透過しています。面白いシーンももう一つ要素が加わるだけでよりフォトジェニックに変化するのです。ボケ味も美しい作品です。
朝日新聞社賞 「ロックオン!」 永山 弘久
ネイチャー 朝日新聞社賞
野鳥の作品はピントがきちっと写っていることだけでも評価が上がります。そのうえで被写体がどんな動きをしているか、どんな表情をしているかがその作品力を押し上げてくれます。猛禽類の鋭さ、シャープさ力強さの瞬間が見事に切り撮られた作品です。今にも襲いかからんとするその動きを構図の中にしっかりと収める事ができました。
全日本写真連盟賞 「冬の妖精」 赤羽 勝也
ネイチャー 全日本写真連盟賞
シマエナガは本当にフォトジェニックな被写体です。写っているだけで可愛いですが、やはりそうなるとどんな場所でどんな動きをしているかがポイントになります。ナンテンの実でしょうか。白いシマエナガと白い背景に差し色となって強く印象的に効いています。枝の配置が非常に気持ち良い構図バランスをうんでいます。
期 間: 2024年2月27日(火)~3月3日(日)9時~16時30分
会 場: 千葉県立美術館