【入賞作品発表】第17回 千葉の自然写真コンテスト

多数の応募をいただきました「第17回 千葉の自然写真コンテスト」は、関東本部委員  新井 傳 氏 による厳正な審査が行われ、その結果以下の作品が入賞いたしました。

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入賞作品写真展は下記にて開催されます。

期 間: 令和7年11月1日(土)~11月16日(日)

会 場: 千葉ポートタワー 1階展示場

展示時間: 10時~17時 (初日は12時から、最終日は12時まで)

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[総評] 関東本部委員  新井 傳 氏 
千葉県の魅力を再発見しよう!とのテーマに、千葉の魅力を求めて自然豊かな海や山、鳥や身近に見つけた自然などを切り撮った作品が寄せられました。
特に多かったのが千葉県の魅力でもある海や海岸など、朝夕の自然なドラマや空などを魅力的に表現した作品が目立ちました。
また、見慣れた撮影ポイントの作品も多くありましたが、自身で感じ撮った魅力を表現しようとした作品は良かったと思いますが、撮影の基本であるピントには充分注意を払って欲しいと思います。
入選に選んだ作品で、いつもはきれいな浜辺も、台風一過で豹変する海の姿を捉えた作品も、これも自然の姿かなと感じた作品でした。
これからも千葉の魅力を再発見しようとの思いで、身近な自然を表現してください。

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最優秀賞
「艶やかな夕暮れ」
姉歯 章 久津間

[講評]
見慣れた撮影ポイントではありますが、まず強烈な印象を受けたのは、露出やピントさらに色彩から抜けるような爽やかさを感じる素晴らしい作品です。
特に、青空と黒い雲のかげに焼けた太陽が、不思議な世界である水面にリフレクション効果が見事に表現されました。更に水面に映る雲の上をさざ波が輝いて動きさえ感じさせます。
手前に大きく入れた電柱から奥へと続く無数の柱が奥行き感を醸し出しています。






朝日新聞社賞
「津々ヶ浦の暁光」
安間 光雄 いすみ市岬町

[講評]
ポイントである岩にピントを合わせ、日の出直後の黄金に焼けた雲の中から光芒が海面に射し込んで岩も光輝いています。作者の、この岩と打ち寄せる白波を大胆に絡めようとした意図がフレーミングから感じ取れます。押し寄せる波と引く波の模様や泡立つ波が爽やかな朝のブルーで表現されました。適正なシャッタースピードの設定は見事です。






全日本写真連盟賞
「ひな誕生」
赤羽 勝也 印旛郡

[講評]
絶滅危惧II種に指定されているコアジサシの雛の誕生の瞬間を正面からアップで捉えました。千葉県では最重要保護生物に指定されている希少な渡り鳥で、その生態をアップで捉え、親鳥の表情から、破れた殻から誕生しようとする雛を優しく見守っているようです。
巣の特徴である砂利と卵をしっかり見せて、バックをぼかし望遠効果で見事に主役を引き立たせています。
繁殖期における鳥の観察や撮影には特に慎重にしてほしいと思います。






優秀賞
「夕空の訪問者」
飯田 幸雄 飯岡刑部岬






優秀賞
「すずめのお宿」
小林 岩男 八千代市内






特選
「冬の訪れ」
諏訪 健二 香取市






特選
「花筏の旅」
植木 喜晃 館山市東長田






準特選
「野見金公園 初夏」
石田 道臣 長南町






準特選
「感謝の稲刈り」
新堀 政雄 香取市






準特選
「台風一過」
宮内 光枝 九十九里町






入選
「桃色吐息」
石川 良彦 富津市






入選
「春の息吹」
及川 世紀子 松戸本土寺






入選
「落日の浜辺」
須藤 義秋 勝浦市






入選
「落花生ぼっち」
戸辺 敏往 八街市






入選
「ひじき漁」
内藤 爾美 安房天津






入選
「輝く砂浜」
波多野 保 いすみ市






入選
「赤い絨毯」
溝田 一夫 柏市 手賀沼






入選
「奪い合い」
宮﨑 勝弘 千葉市






入選
「ウチワヤンマの災難」
山本 亮 市原市里山公園






入選
「海の守り神」
渡邉 文良 鴨川市

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