第10回 「千葉の自然」写真コンテストの結果発表

今年で10回目を迎えた「千葉の自然」写真コンテストが、千葉県本部と朝日新聞千葉総局(協賛をエプソン販売、ニコンイメージングジャパン他)の主催で行われ、千葉県内外の多くの方から386点のご応募をいただきました。その応募作品の審査と講評を、昨年に引き続き全日本写真連盟関東本部委員の大山 紀一氏にお願いして厳正な審査の結果、素晴しい25点の入賞作品が決まり、最優秀賞には柏支部の加藤勝臣さんの作品「夕焼けの田園」が選ばれました。この入賞作品25点の写真展は、本年11月12日(月)から11月25日(日)まで、千葉ポートタワーの1階ロビー展示場で開催されますので、どうぞご観覧下さい。千葉県本部 委員長 村上 宰 「千葉の自然」担当副委員長 高村和恵

総評 関東本部委員 大山紀一氏
千葉県は、写真の素材がとても多く、他府県の写真家の皆様があこがれる地域です。事実、撮影会の企画で他府県から訪れる写真家グル-プも多いと伺っております。この千葉の自然コンテストは、そうした恵まれた環境の下で実施されておりますので、毎回期待しながら審査に臨んでおります。さて、今回の作品内容を検討してみますと、入選作品以上はとても個性豊かで技術的にもレベルの高さが充分感じられました。また全般的には、小さな生き物から雄大な景観に至るまでバラエティ-に富んだ千葉県の特徴が良く捉えられており好感が持てました。今後も、素材豊かな地元の素晴らしさを、皆様が一層再認識され、当コンテストが益々発展して行かれますよう祈念するしだいです。

最優秀賞 「夕焼けの田園」 加藤 勝臣(我孫子市)

講評: とても雄大で、優れた美的感性が感じられる作品です。技術的にも、落陽の位置、列車の通過時刻、使用すべきレンズの選択等充分な研究成果が得られた作品です。秀逸な作品といえるでしょう。

優秀賞 「一瞬の遭遇」橋本 昭三(柏市)

講評: 構図上、前景に大胆に取り込んだ鳥居の景観が効いており、菜の花畑の中を走る鉄道の田園風景をより印象的に盛り上げてくれています。午後の太陽光の取り込み位置も良好です。

優秀賞 「はばたく」 波多野 保(いすみ市)

講評: 力一杯羽ばたくカモの姿が、激しく飛散する水しぶきの中で躍動感豊かに捉えられています。一瞬のシャッタ-チャンスを見事に生かした秀作です。

特選 「満月の夜桜」 中村 治(流山市)

特選 「隊列行進」 植木 喜晃(館山市)

特選 「朝もやの桜並木」 松浦 昭子(習志野市)

特選 「恋の季節」 森田 正博(いすみ市)

特選 「蒼い波」 柳沢 房親(茂原市)

準特選 「生まれる」 伊東 功一(市川市)

準特選 「初秋」 佐藤 美那子(柏市)

準特選 「霧の朝」 泊り 忠昭(柏市)

準特選 「子蜘蛛の家づくり」 小濱 卓郎(成田市)

準特選 「朝焼けに染まる」 松本 幸雄(千葉市緑区)

朝日新聞社賞 「飛翔」 赤羽 勝也(船橋市)

全日本写真連盟賞 「甘えん坊」 砂川 静(柏市)

秀作 「散歩道」 山本 清(野田市)

秀作 「雨中の作業」 熊切 正一郎(いすみ市)

秀作 「縄張り争い」 小林 岩男(八千代市)

秀作 「打水産卵」 榊 昭治(香取市)

秀作 「花園の朝」 中島 一之(柏市)

秀作 「秋の調べ」 保川 久夫(茂原市)

秀作 「浅春」 石井 克幸(佐倉市)

秀作 「大漁を祈願」 吉田 充輝(流山市)

秀作 「暁の舟付場」 矢田 満雄(四街道市)

秀作 「手賀沼の夕照」 白田 誠(柏市)

入賞者一覧表こちらから

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