第12回 「千葉の自然」写真コンテストの結果発表

第12回 「千葉の自然」写真コンテストの結果発表
今年で12回目を迎えた本年度の「千葉の自然」写真コンテストは、新型コロナウイルス感染拡大が危ぶまれる中、千葉県本部と朝日新聞千葉総局の主催で行われ、千葉県内外の92名の方から390点の昨年より多いご応募をいただきました。その応募作品の審査と講評を、全日本写真連盟関東本部委員の新井 傳氏にお願いして厳正な審査の結果、素晴しい25点の入賞作品が決まり、最優秀賞には、浦安市の加藤 爲之さんの作品「朱色の浜辺」が選ばれました。

入賞者一覧表こちらから

総評 関東本部委員 新井 傳

この度、初めて千葉の自然写真コンテストの審査を担当させて頂きました。
昨年の、台風15号の猛威の爪痕も一部地域ではまだ復旧が進んでいない中、今年は、年初からコロナウイルス感染拡大の影響で、祭りやすべての行事が中止となりましたが、昨年を上回る出品数に、参加した皆様のコロナにも負けずの熱意に感動しました。また千葉の自然を自身で感じ撮った多くの作品が見られました。
これからも、コロナの感染拡大に注意をしながら身近な自然を見つけてほしいと思います。

(画像をもう一度クリックすると別ウィンドウでさらに拡大表示されます。)

最優秀賞 「朱色の浜辺」 加藤 爲之(浦安市)

浮島の夕景を朱色に染まる空と海をドラマチックに表現。穴の開いた岩と沈みゆく太陽の対比も面白い。さらに海鳥の飛翔の位置も効果的で絶妙なタイミングでシャターを切っています。作者の表現意図を実現した作品だと思います。(新井 傳)

 

朝日新聞社賞 「春の公園」 熊切 正一郎(いすみ市)

小山に咲く桜、春うららの日に語り合う二人。穏やかな春の情景がコロナ禍の影響だろうか少々寂しい。日常の営みも、モノクロ表現により重みを感じる作品になりました。(新井 傳)

 

全日本写真連盟賞 「利根川星景」 榊 昭治(香取市)

利根川に架かる鉄橋の光跡や川面の灯りを画面下に少なく表現する事で、星空を大きくダイナミックに表現した迫力ある作品です。
北極星をこの場所で撮りたいとの願望を持った努力を感じます。(新井 傳)

 

優秀賞(1)「群れる」 赤羽 勝也(船橋市)

 

優秀賞(2)「日が暮れるまで」 中島 一之(柏市)

 

特選(1)「落日の海」 須藤 義秋(三郷市)

 

特選(2)「キツネノカミソリ群生」 齋藤 康夫(茂原市)

 

特選(3)「燎原の煙り」 石井 克幸(佐倉市)

 

特選(4)「争い」 森田 正博(いすみ市)

 

特選(5)「晩 秋」 齋藤 辰雄(香取市)

 

準特選(1)「初 雪」 宮﨑 勝弘(長生郡)

 

準特選(2)「黄金色の滝」 松本 幸雄(千葉市)

 

準特選(3)「家族の絆」 矢田 満雄(四街道市)

 

準特選(4)「朝陽に染まる」 岡田 泰(茨城県北相馬郡)

 

準特選(5)「海に幸あり」 大曽根 喜一郎(いすみ市)

 

入選(1)「慈しむ」 井部 肇武(我孫子市)

 

入選(2)「引く波を送る」 山口 章予(柏市)

 

入選(3)「岬の光冠」 吉田 充輝(流山市)

 

入選(4)「ハプニング」 松村 哲夫(いすみ市)

 

入選(5)「焼き芋パーティー」 小森 治之(千葉市)

 

入選(6)「虹の彼方」 髙橋 照典(成田市)

 

入選(7)「雨上りの印旛沼」 福井 幸(船橋市)

 

入選(8)「朝の三番瀬」 久富 智俊(市川市)

 

入選(9)「光 芒」 山上 善雄(八千代市)

 

入選(10)「朝陽の棚田」 石橋 清次(茂原市)

 

応募作品の審査風景